心を健康にする「逆補償夢」とは?失敗を糧に成功する考え方~横浜心療内科コラム

こんにちは、ゆうきゆうです。
先日、悪夢についてお話しました。 

疲労の本質は『脳の疲労』であり、そして脳の疲労は「退屈」によって起こります。
同じことをずっとやったりして新しい刺激がないと、脳は疲労してしまうのですね。
そして悪夢強い刺激があるため、脳をリセットする効果があります。
悪夢と聞くと悪いものに思えますが、実は悪夢を見ることには大切な意味があるのですね。

そして今回、実は悪夢が持っている、もう一つの重要な役割をご紹介しましょう。

心理学には「逆補償夢」というものがあります。
逆は「逆さ・反対」の意味
補償は、ものごとに対してに責任を持つことですね。

逆補償夢というのはネガティブな内容で、目覚めたときに
「現実は素晴らしいものだ」
と再認識させてくれる夢を指します。
悪夢を見たとき、誰しも目覚めて「ああ、夢でよかった」と思いますよね。

このように良い効果をもたらしてくれるのが「逆補償夢」だと言われています。
個人的に、この考え方は非常に面白いと考えています。

人は、もともと何も感じていなかったものでも、ネガティブなものと比較するとポジティブ・良いものに見えてきます。つまり、「落差」に反応するようになっているのです。

例えば、テストでずっと10点を取っていた人が突然3点をとってしまったとします。
するとその人はつらい気持ちになるでしょう。
そして、次のテストのときにまた10点をとれば、
「ああ、よかった!」と幸せな気持ちになるはずですね。

もし、この人がずっと10点しか取り続けていなかったとしたら、「よかった」と感じる瞬間はなかったでしょう。
結局人間は「心外」と心外による「逆転」
このドラマの繰り返しによって生きているのではないでしょうか。

「心外」から逆転で元に戻ることは、別に「前より良くなった」というわけではありません。
元と同じ位置です。
それでも人は「成長した」「乗り越えた」という気持ちになれるため、ポジティブな効果が期待できます。

夢の話もそうです。
普段の生活と変わらないような夢を見続けていれば、起きたときに感情の変化も起こりません。
悪夢を見て起きたときに「ああよかった」とポジティブな気持ちを感じられるのでしたら、とても意味がある夢だったのだと考えていいでしょう。

人生というのは刺激がたくさんあるほど快活になります。
例えば、ゲームはキャラクターが死にそうになったり、様々な困難を与えられるにも関わらず、多くの人が買い求めていますね。
これは、ゲームの中での「上下動」を人間が幸せだと思えるからこそですね。
最終的に何かをゲットしたり、元通りになった、という中で幸せを感じるのです。

ですので、皆さんが普段の生活でうまくいかないこと・ムカつくことがあったとしても
それは「損した」ではありません。
そこから元の正常な生活に戻ることができれば、「勝利」や「成長」を感じられるでしょうし、人生を輝かせることにもつながるんですよ。

今回のお話が、ネガティブな気持ちになったときのヒントとなれば幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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官越 いやし|ゆうメンタルクリニック横浜院

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