ジョジョや映画の「記憶障害」と、ネット口論の関係。~横浜心療内科コラム

こんにちは、ゆうきゆうです。
世の中には様々な面白い物語やドラマがありますね。
その中で、個人的に興味深いと思うのは
「記憶が少ししか保てない」などの設定があるストーリーです。

例えば、「メメント」という映画があるのですが
10分しか記憶を保てない男が出てきます。
彼はその現象により苦労しつつも生きていく、というストーリーになっています。

また他にも男子の大半が読んでいると思われる「ジョジョの奇妙な冒険」にも、こんな感じの設定があります。
ある敵は「自分が攻撃した相手が、記憶を3つしか保てなくなる」という能力を持っています。

もしこの攻撃を受けたとすると、桃太郎を読んだとしても
①桃太郎がいました。
②犬が現れました
③猿が現れました
で三つのため、
④キジが現れました
という情報を知った場合、1つ目の①桃太郎がいました。を忘れてしまうのです。
マンガではこの攻撃によって大変苦労する、というシーンがありました。

このようにフィクションで描かれる記憶障害には様々なタイプがありますが、なかなか現実では同じような症例はないでしょう。
あるとすれば、自転車の乗り方は覚えているけど暗証番号や誰かの名前を忘れてしまう。
昔のある期間の部分だけ記憶をなくしてしまう、など長期的なものが多いです。

ただ3つしか覚えられない、というのはあるタイプの人たちが持っている傾向ではないかと考えています。
それが、「ネット上で口論している人たち」です。
彼らは、意図的に記憶障害のような状態になっているのではないかと思います。

人間は、自分の理解したいこと・覚えたいことしか覚えられません。
そして気にいらない情報があれば、心を閉ざしてしてしまうことも多々あります。
そのため、批判や周りに怒りをぶつけている人たちは、反論を受けても
「最初から聞かない」または「もういい!」という状態になっており、なかなか相手の意見を記憶できません
ただでさえシャットアウトしているところに、相手がたくさんの理由を並べ立てたり意見を言えば、なおさら情報は抜け落ちてしまいます。

例えばある人が「●●じゃないか!」と怒っていたとします。
そこに「いやいや、そんなことはないですよ」と反論をする人がいました。
彼はなぜその人が間違っているか、その理由を話します。

ここで、彼の話を先ほどの桃太郎のように分割してみましょう。
①「●●ではないんです。」
②「だってこれは○○ですから」
③「そして△△ですから」
④「だからあなたの意見は違いますよ」

ここで、怒っている人は話を聞いているうちに①が抜け落ちてしまいます。
そうして
「うん、わかった
 だからやっぱり●●じゃないか!
結局同じ主張を繰り返してしまうのです。

複雑なことは、いくら論理的に話しても相手の心に入っていきません。
怒っている人を説得するのは無意味なのです。

犬養毅さんという政治家が、自分が殺されそうになった時
「話せばわかる」と言いましたが「問答無用!」と殺されてしまった、という切ない事件が実際にあります。
もし彼が相手と話せていたとしても、相手に犬養さんの話は通じなかったのではないかと考えています。

ですので、理不尽な人・クレームをつけてばかりの人・怒ってばかりの人がいたとしたら
説得はせず、距離をとりましょう。

何か参考になることがあれば幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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官越 いやし|ゆうメンタルクリニック横浜院

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