理系は生きづらいという話~横浜心療内科コラム
理系は生きづらいという話~横浜心療内科コラム
こんにちは。ゆうきゆうです。
最近も変わらず本をよく読んでいまして。
その中で「夢を叶えるための本」みたいなものがありました。
まぁ、こういう場合、たいてい「行動が大切!」「前向きに願い続けよう!」みたいな感じで安心して読めるのですが、そんな中に、予想外にこんな記述がありました。
夢を叶えるためには、
D=E+H-(Bの2乗)
何だろう、これは。
突然に出てきた複雑な計算式に、少し頭が混乱します。
あれこれ、数学とか物理とか、なんか理系的な本だったっけ?
そう思いますが、とにかく読み進めてみます。
するとこんな風に解説がありました。
Dはドリーム。
なぜ夢を、いちいち英語にして、さらに頭文字にしようと思ったのか。
普通に「夢」って書けばいいのではないだろうか。
そう思いつつ、さらに続きが気になります。
すると、こうありました。
Eはエネルギー。
いや、まぁ。うん。
まぁ、間違ってるわけではない。
でも何か、この時点ですごい浅いことしか言ってないけども大丈夫かと。
夢を叶えるためにはエネルギーが必要だよ、くらいな意味にしかなってないぞと。
そりゃそうだろう、と。
さらに続きます。
HはHOW。方法です。
おい本当に大丈夫か。
そもそも計算式にしてますけど、方法って数値化できるのか。
巧みさを数値化してるとしたら、結構あいまいではないのか。
何よりエネルギーと、ヨコ並びで足せるものなのか。
20円+4kg
みたいなムチャな計算になってないか。
何にせよ、とりあえず、
夢を叶えるためには、
D=E+H-(Bの2乗)
という式の前半部分は、
「夢を叶えるためには、エネルギーと方法が大事」
みたいな意味に取れます。
本当にこれ、一言そう日本語で書いた方が早いんじゃないか。式にする意味あったのか。
そう思いつつも、最後の(Bの2乗)が気になります。
果たしてこれは何なのか?
するとこうありました。
Bは『心のブレーキ』という意味。
その心のブレーキを『2種類外す』という意味で2乗です。
もうね、「どっか~ん!」ですよ。
この時点で脳内ツッコミ火山が大噴火ですよ。
Bがブレーキというのはまぁ許す!
しかし! 2種類あるならば!
それはB1とB2など、2種類の変数で表すべきじゃないのか!
B一つを2乗してる時点で、もうそれ1種類じゃないのか! と。
もう何か、本題と関係ないところでツッコミしたくてたまりませんでした。
理系ってこんなとき不便です。
というかホント、不必要に計算式を使わないでほしい。
「夢を叶えるためには、エネルギーと方法が大事。そして心のブレーキ2種類を外そう」
って日本語で書いてほしい。
しかも計算式にすることで一切覚えやすくなったとかないですからね。
文系にも理系にも、ややこしくなってるだけですからね。
ちなみにラストまで読んでも、結局「心のブレーキ」がどう2種類あるのか分かりませんでした。大半で「心のブレーキ」としか書いてませんでした。自分で2種類ってこと忘れてないかと。
何を読んでも切ない気持ちになりつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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