僕がフィリピン語を使うのをやめた理由。~横浜心療内科コラム

僕がフィリピン語を使うのをやめた理由。~横浜心療内科コラム

僕がフィリピン語を使うのをやめた理由

こんにちは。ゆうきゆうです。自分自身、この二年近く、もうほぼ毎朝、習慣的にオンライン英会話を受けています。
そして先生は基本的に各国の方がいる中、

・教え慣れているためか聞き取りやすく意識して発音してくれる
回線状態が他の国よりいい

という理由で、フィリピンの先生を選ぶことが多くなります。
まぁそもそも、フィリピンの先生が半数近くを占めるので、確率的にもよく当たりやすいのですが。

そして英会話をしている中、ときどき先生から、あいさつで「コンニチハ!」とか「マタネー!」とか、日本語を話されることがあるのです。

で、それなら自分自身も、フィリピン語で話してあげたら、まぁなんか、コミュニケーションの潤滑油になるのではないかと思うのです。

すべての言葉でありがとう。

そういえば自分自身、よく海外を旅行した際に、各地の「ありがとう」を覚えて使っていた時期があります。

お店とかレストランで使うと、相手が「ははっ」みたいな顔をしてくれるのです。
まぁ、多少なりとも、喜んでもらえるのでは、と思いまして。

たとえば英語で「サンキュー」なのは当たり前ですが、他にも

フランス語で「メルシー」
イタリア語で「グラッツェ」
スペイン語で「グラシアス」
ギリシャ語で「エフハリストゥ」
トルコ語で「テシェッキュレデリウム」

などは今でもだいたい覚えています。

というかスペイン語くらいまでは覚えやすいのです。
英語の「グラティテュード(感謝)」にも近いですし。

しかし、ギリシャ語あたりから突然に難易度が上がってきます。
そもそも長すぎて、いまいち正しい発音が分からない。

そのためたとえばお礼を言いたい人に

「ギリシャ語でサンキューってどう発音するのか?」

みたいに聞いて、その発音を学び、その通りに言うという、相手にとってすごい二度手間みたいな状況になっていました。
まぁ一度聞けば覚えるのですが、正直、そこまでしてお礼を現地語で伝える意味があったのか謎です。

しかもトルコ語なんて本当にすごい。
「テシェッキュレデリウム」
複雑な早口言葉かと。
なんかティッシュを構成する元素、みたいな名前です。キュリー夫人あたりが発見した感じの。

思い出して言ってるあいだに感謝の念も薄れるわ、みたいな、落語の「寿限無」みたいな状況になってる気がします。

サラマを連発する日本人

とにかくそこまで複雑な言葉でないといいな、と思いつつ、とりあえず、フィリピン語での「ありがとう」を調べました。

すると「サラマ」

すごいシンプルで覚えやすい。

「サラバ」にも似ています。

そのため、そこからしばらく、レッスンの最後に使っていました。
サラバ(さようなら)、的な気持ちをこめて少し言い換えればいいだけ。シンプルです。

相手は「オー! サラマ!」みたいに笑って反応してくれていました。

一回、そもそもフィリピンではない別の国の先生にも使ってしまったことがあり、ハタから見ると、何より自分自身が母国語をしゃべるフィリピン人みたいな状況になっていました。

とにかくそれからしばらく「サラマ」人間だったわけですが…。

あるとき、事件が起こりました。

日本語の違和感。

またいつものようにフィリピンの先生のレッスンを受けたときです。

「ハイ、コンニチハー!」
「キョウ、レッスン、ハジメルネー」
「ヨロシクー!」
「ウマイネー!」

めっちゃ日本語しゃべる先生でした。

本来、英語だけでのコミュニケーションのはずが、もうチョイチョイ日本語挟み込んでくる。

さらに自分が間違えると

「ダメネー!」

と、日本語でダメ出し。

いやね、うん。
すごい正直に、めっっっっちゃ、うっとうしい

英語で「NO」みたいに言われた方がどれだけ気楽か。

なんだろう。
いや、たとえば、まったくはじめて食べるタイプの外国料理って、それなりに受け入れられると思うのですよ。

しかし「寿司っぽいけどヘンに甘い料理」とか「牛丼のようだがちょっと外してる」みたいな料理って、近い分「うぇっ」って感じるんじゃないかと思うんです。

何が言いたいかというと、「惜しい日本語」って、ずっと聞いてると、結構うっとうしく感じてくるのです。

いえ、もちろん相手が日本語を学びたてで、頑張ってコミュニケーションを取ろうとしてくる、とかだったら、ぜんぜんOKです。好意的に解釈します。

しかしこの場合、相手は「ウケるだろう」と思って、不必要に、何度も何度も繰り返してくるわけです。英語で済むところ、ジョークのように、「自分日本語しゃべれるんだよ?」的な雰囲気で語ってくる。

そういえば「ウケ接待」という言葉を聞いたことがあるのですが、「あぁ、これのことか」と。ウケてあげる接待、というか。

これがものすごく心の負担になり、自分の反応が疲れているのを感じました。

すると先生も反応が悪いと思ったのか、どんどん日本語はなくなっていきました。

たどりついた先。

そしてレッスンが終わったとき。
もちろん僕は「サラマ」とは言えませんでした。

え、ちょっと待って。
自分のサラマも、結局これと同じ気持ちにさせるワードだったのでは。

となると今までの全部の外国語も、これと同じだったのでは。
そんな風に思いました。

いや、うん。
まぁ、あそこまで連続しているわけではなく、たった一言なら、大丈夫なはず。

ダジャレも一発なら「ははっ」だけど、連続されるとつらいのと同じ。
だから自分の「サラマ」くらいなら大丈夫なはずだ!

そう思いつつも、自分のイメージが微妙に変わり、サラマと言いづらくなったのは事実です。

コミュニケーションって意外なところで難しいな、と思います。

そういえば、ドイツ語の「ありがとう」は「ダンケ・シェン」と言います。
自分自身大学で2年ほどドイツ語を学んだのですが、現在覚えているドイツ語は、このダンケ・シェンだけです。

2年間勉強した成果が、ワードの残り具合だけでいったらフィリピン語と一切変わらない現実に愕然としつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

官越 いやし|ゆうメンタルクリニック横浜院

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